液体状のプロポリスの効能について

プロポリスは植物が分泌した様々な物質をミツバチが採集した粘着性の物質のことで、ミツバチが巣を安全に守るために使われます。
プロポリスとローヤルゼリーの違いについては、こちらをご覧ください。
日本では蜂ヤニとも呼ばれています。
植物は傷つけられた時に樹脂を分泌して傷口を守りますが、この植物が分泌する樹脂には抗菌作用があるため、ミツバチは巣を作る時にこの樹脂を巣に塗って、高温になる巣の中での細菌の発生を抑え、巣を清潔に保っています。プロポリスが軟膏として使われるのはこのような効果があるからです。
このプロポリスを集める性質を持っている蜂はセイヨウミツバチだけであり、とても貴重なものとして重宝されています。
もともと日本に生息しているニホンミツバチはプロポリスを集める習性がないので、日本ではあまり馴染みはありませんが、古代ローマ帝国では天然の抗生物質として医療に用いられ、東ヨーロッパ諸国でも薬用として使われていました。
日本では近年になってその抗菌作用に着目され、研究者による研究が進んだ結果、身体に良い様々な効能がわかり、現在では液状にしたものが各メーカーによって健康食品として販売されており、抗菌、抗ウイルス、抗炎症、抗腫瘍作用等が期待された目的で服用する人が増えています。
健康食品として販売されている液状のプロポリスには次のような効能があります。

抗菌作用としては、サルモネラ菌に対する有効性が認められており、食中毒に効能があります。
また、ピロリ菌に対する有効性もありますので、胃潰瘍にも効能があります。
抗ウイルス作用としては、インフルエンザウイルスに対する有効性が認められていますので、インフルエンザの発症を防ぐ効能があります。
さらに、血糖値を下げることにも有効性が認められていますので、糖尿病の改善や予防にも効能があります。
それ以外にも様々な病気や怪我に対して効果がありますが、最大の効能として、抗腫瘍活性を持っていることから、ガンに効能があるというがあります。
抗腫瘍活性とは腫瘍が活発に増殖することを抑えたり、腫瘍細胞を死滅させたりすることですので、ガン細胞の増殖を抑えて、ガン細胞を死滅させることに効果があるということです。
またガンを発生させる一因とされている活性酸素を除去する効果もありますので、免疫力を強化し、体内の活性酸素を除去することにより、ガンの発生を抑えます。
さらに素晴らしいことは、副作用の発生がないことです。
放射線によるガンの治療の場合は、ガン細胞だけではなく、正常な細胞までも殺してしまうことにより様々な副作用がありますが、こういった副作用がないことからも、服用する人が増えています。
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